大型トレーラー側面カッティングシートの施工

トレーラー側面カッティングシート施工完成全体
目次

トレーラー側面部分

今回は大型トレーラーの側面部分にカッティングシートを貼り付け施工していきます。

炎天下の施工になりますので、カッティングシートにも非常にストレスが加わります。

カッティングシーとの素材は塩化ビニール「PVC」なので、熱に対して非常に
左右される材質になります。

外気温30度以上もあり、トレーラー側面部分は日光も当たっていますので表面温度はおそらく50度以上はあると思われます。

通常の施工でしたら基本ドライ施工「水を使わない施工方法」で行いますが、
貼り付け材質の状況を踏まえ、今回はウェット施工「水を使用した施工」で作業をしていきます。

トレーラー部分施工前

ウェット施工の注意点

カッティングシートの貼り付け施工でウェット施工をする場合の注意点についてご説明します。

転写部分の脱脂は必ず行っていただき、汚れ、不純物の除去も必ず行ってください。

使用する液体ですが、業務用のフィルム貼り専用液剤がご用意できない場合は、市販で販売されている中性洗剤を水500mlに対して、中性洗剤を2~3滴程入れご使用ください。

霧吹きを使用すると均一に水滴が分散されるので水の抜けも良好です。「参考にしてください。」

水溶液はカッティングシートの糊面と貼り付ける部分の両方に散布してください。

カッティングシートの貼り付け

カッティングシート水貼り

夏場の施工はウエット施工でもあっという間に水分が蒸発してしまいますので時間との勝負になります。

カッティングシート位置合わせと水貼り施工

逆に冬場など気温の低い時のウェット施工は水分により粘着力が落ちてしまいますのでおすすめしません。

今回の施工面積は10m程ありましたのでカッティングシートを文字単体で1文字づつ貼り付け施工していきます。

また文字のデザインもブロック単体で別れているのと、トレーラー側面部分に凹凸があるため非常に難易度の高い施工になっております。

細部の施工

施工面積が大きくなっておりますが、細部の施工にも最新の注意を払っていきます。

文字サイズが小さくなるに連れ、カッティングシートの張り付き面積も比例して小さくなっていきます。

ウエット施工の場合は特にカッティングシートが貼り付け面にしっかりと付いていないと転写シートの方にカッティングシートが残ってしまったり、カッティングシートのズレなどが生じやすくなります。

トレーラー側面カッティングシート施工細部

かなり文字ブロックの線幅が細い部分もありますので、しっかり貼り付いているか確認しながら転写シートを剥がしていきます。

トレーラー側面貼り付けカッティングシートの完成図

トレーラー側面の貼り付け「運転席側・助手席側」で形1セットの施工が無事完了しました。

トレーラー側面部分カッティングシート全体図

トレーラー側面の凹凸が前方から広報まで続いています。

トレーラー側面部分カッティングシート貼り付け

片側の施工時間はおよそ2時間ほどかかりました。

トレーラー側面カッティングシート施工完成全体

今回の施工はかなり体力的に厳しい状況でしたが、とても大きな施工面積も相まっても迫力があるカッティングシートの施工になりました。

夏場の炎天下ではカッティングシートの伸びが生じますので、寸法合わせなどの施工が入っていると特に神経を使う作業になります。

カッティングシートの粘着力もかなり上がりますので、初期粘着力を落とすウェット施工はマッチしているのかなと再認識をいたしました。

しかしながら、水溶液の濃度、使用料にはご注意ください。
冬場はドライ施工をおすすめします。

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