カッティングシートと長期塩ビシートの看板施工

壁面看板取り付け完成
目次

壁面看板のリニューアル

本日は富士市の、「喜山整形ハーブクリニック様」より壁面看板の貼替えの施工、シート類のデザイン変更のご依頼をいただきました。

先ずは現地に伺い既存看板の取り外し作業から入らせていただきました。

壁面看板に貼られている既存のシート剥がしからの作業になります。

既存シート

既存のシートは糊面に印刷がされているタイプになります。

このシートをアクリル板から剥がしていく作業になります。

案の定糊残りが非常にあり、タックオフなどの溶剤を使用して糊を落としていきます。

アクリル看板印刷物剥がし後

シート剥がし後のアクリル板の表面になり、この糊をクリーナーとスクレパーで除去します。

アクリル板の表面に傷がつかないように丁寧に作業を行っていきます。

クリーニング後のアクリル板表面

画像のようにクリーニング後の表面はきれいに糊が除去されています。

タックオフの溶剤は油分が多少残るのでアルコールで油分を完全に除去していきます。

新しい塩ビシートの貼り付け

当店ではできる限り再生して使用できるものは再生処理をしてコストダウンを心がけております。
特に板面再生後に新しい塩ビシート等を貼る場合はこの作業が非常に大事になっていきます。

貼り付ける長期塩ビシート

アクリル板に貼り付ける印刷シートをのせ位置合わせをして貼り付けていきます。

アクリル板に長期塩ビシートの貼り付け

今回使用したインクジェットシートは長期塩ビシートにマットラミネートを施したエアフリーになります。

エアフリーの塩ビシートの特徴ですが、糊面に細かなスリットが入っており、エアーの抜けが非常に良いので水を使わないドライ施工で作業が完結します。
気泡の残り、水滴の残りが無いので非常に美しい仕上がりになります。「価格は割高ですが・・・」

可変箇所のカッティングシート活用

今後変わる可能性のある項目はカッティングシートで対応していきます。

今回は診療時間、曜日がそれにあたります。

変更になった場合はその部分だけ修正すればよいので、とても合理的です。

可変長データをカッティングシートで作成
営業時間をカッティングシートで作成

診療時間は変わる可能性が非常に高いのでこのようにカッティングシートを使い対応しています。

カッテイングシートの耐候年数は7年から8年と非常に長いのが最大の特徴になります。

長期塩ビシートの耐候性は5年から7年となりますが、

ご使用の環境によってばらつきがあります。

壁面化粧ビスの補修

壁面ビス穴修正必要な箇所のマーキング

次の施工箇所ですが、今回既存の看板を取り外した時、付いている化粧ビスのガタツキを発見しましたので、その箇所の修正からとなります。

画像のマスキングテープで印を付けている2箇所の化粧ビスがNGでした。

全部で6箇所の化粧ビスで固定していますが、上記の2箇所を除き、他の4箇所は今回は以上はありませんでした。

コンクリート素材の壁面ですので、通常のドリルビスでは締りがありません。

下穴を壁面に入れプラグを差しビスで固定かノンプラグ用のビスで固定するかのどちらかになります。

補修の2箇所は念の為、プラ付を入れビスで固定の方法を選択しました。

看板自体の重さはおよそ5kg程でしたので、ビス6箇所で十分かと思います。

壁面ビス穴補修

下穴を調整してこの穴にプラグを差し込みビス止めしていきます。

壁面ビス穴プラグ入れとコーキング補修

必ず穴周りにコーキング材を入れ、隙間から水が入らないように防水対策も行います。

新しい壁面看板

既存壁面看板

施工前の壁面看板になります。
看板の白い部分は内容変更のためテープで隠してある状態です。

壁面看板取り付け完成

新しい壁面看板を取り付け完成した画像になります。

内容量も多くなりましたが、スッキリと確認しやすいデザインに仕上げさせていただきました。

院内入口ドアのシート貼替え

院内ドアに貼り付けられていたA3サイズ程のシートも新しい内容のシートの張り替えていきます。

デザインは壁面看板のシートと同じデザインになります。

壁面看板で使用している可変項目部分はA3サイズになると文字サイズ小さく、カッティングシートでも作成は可能ですが、文字剥がれが発生してしまう事もあると思い、全て印刷で作成しました。

医院内入口ドア

院内入口ドアに貼られていたシートになります。

こちらも変更のあった部分はテープで目隠しされておりました。

貼付シート剥がし

既存のシートを剥がしていく作業になります。

糊残りも粗なく、順調に剥がし作業が終了しました。

新しい長期塩ビシートの貼り付け完成

入口もスッキリとしたデザインで内容も確認しやすくなっております。

通用路のシート貼替え

通用路には新たに大きなシートを貼り、認識のしやすさを向上させる事を目的にして施工をさせていただきました。

こちらのデザイン案は喜山先生よりいただき、カッティングファインの方でアレンジさせていただきました。

通要路貼付シート

既存のドアに貼られている案内表示を剥がし、ドアをクリーニングしていきます。
両面テープで固定されているようです。

通路用ドア印刷物撤去後の糊残り

案内表示は剥がした後のがぞうになります。
このように粘着糊が残っていますので、きれいにクリーニングしていきます。

新しい長期塩ビシート貼り付け完成

新しくデザインされたすてきなで大判シートを貼り付けたドアになります。

シートの大きさは、横800mm 縦1300mmになります。

壁面看板のシートと同じく、エアフリーのシートになりますので、仕上がりが非常に美しいです。

今回はカッティングシートの活用場所は少なかったのですが、大判シートが大活躍してくれました。

エアフリーのシートは水貼りが出来ませんが、エアーの抜けが非常にスムーズなのに加え、仕上がりがとにかく綺麗です。

このように看板の施工やリニューアルも行っておりますので、ご興味がございましたらお問い合わせください。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次