今回ご依頼の看板製作内容ですが、
自立式大型看板の表面、裏面の施工と壁面用看板の製作、
店舗入口のカッティングシート装飾をデザインから創作させていただきました。
施主様よりおおまかなデザインイメージは伺っておりましたので、
施主様のイメージを元に作業を進行させていきます。
カルプ文字看板
まずは一番製作時間のかかるカルプ文字から取り掛からせていただきました。
今回のカルプ文字の仕様ですが、上段用と下段用途でことなります。
上段のカルプ文字の厚さは30mm、下段のカルプ文字の厚さは15mmとなっております。
上段、下段の表面はマットブラックのカッティングシートで装飾となっております。

カルプ文字用の下地看板には3M社のダイノックシートを貼り付け装飾し、
その上にカルプ文字を貼り付け壁面用の看板に仕上げております。
自立式大型看板用カッティングシート
自立式大型看板には予め白の下地が貼られていましたので、
屋外耐候性能を考慮し、インクジェット印刷の大判シートは使用せず、
屋外耐候性8年の長期カッティングシート「マットブラック」を貼り付けて装飾していきます。

表面と裏面の2面にマットブラックのカッティングシートを貼り付けます。

外観は足場が組まれており、画像のような現場となっておりました。
店舗入口用カッティングシート
店舗入り口は白のカッティングシートで営業時間、休日、ロゴマークと、
シンプルなデザインで構成されています。
壁面看板取り付け
カルプ文字を使った壁面看板の取り付けですが、
ただ通常のビスではデザイン的にあまりしっくりときませんでしたので、
少しボタンの大きめな化粧ビスを使いアンティークなイメージを出してみました。

白の壁面に淡いベージュの看板、大きめのボタン、高さの違ったカルプ文字、
少しの違いで奥行き感のある落ち着いた看板が完成しました。
カッティングシートのまとめ
今回は艶ありのカッティングシートは使用せず、
店舗入口用はマットホワイト、大型自立式看板はマットブラック、
壁面用看板の下地はマットのベージュと全てマット系のカッティングシートを使用となっております。
インクジェット印刷の大判シートは看板などで非常に良く使用されますが、
どうしても経年劣化でラミネート部分が波打ち剥がれや、損傷がおこります。
その点屋外耐候性能の高いカッティングシートでは長期にわたり、
きれいな状態を維持できるというメリットがあります。
逆にデメリットはインクジェットシートより金額が高くなる傾向がございます。
参考までにインクジェットシートでは3年~5年ほどでラミネートの波打ちが出てきますが、
カッティングシートは5年以上経過しても色褪せひび割れはなかなか発生しません。
是非ご参考になさってください。