フルカラーステッカーとの違い
通常のステッカーはインクジェットの印刷機や凸版印刷機、シルク印刷機などで、
1枚のシート色々な色の文字や絵柄が印刷されています。
概ね素材は塩ビシート「PVC」にUVカットラミネートを貼付け、
色々な形状にシートがカットされ製品になっています。
カッティングステッカーの場合は、文字や絵柄だけが残るタイプのステッカーです。
フルカラー印刷のステッカーのように色々カッティングシートを使い、
ステッカーとして製品化することが可能になります。
カッティングシートの場合、文字や絵柄のみが残りますので、
不要な部分は何も残らずとても高級感が増します。
屋外耐候年数の違い
質感は歴然としてカッティングステッカーの方が良く、もう一つ大きな違いは、
屋外耐候年数になります。
フルカラーステッカーですと年月の経過により、色褪せやヒビ割れ、
特にラミネートの劣化が著しくステッカーの周りからラミネートが剥がれていきます。
2~3年程度持てば良い方だと思います。
弊社でお取り扱いしておるカッティングシートは、
ホワイト、ブラックは屋外耐候年数8年
カラーの屋外耐候年数は7年、メタリックシートは屋外耐候年数3年となっており、
長期シートの部類に入ります。
多色仕様の色数制限について
フルカラーのステッカーの場合は使用する色数に制限はございませんが、
カッティングステッカーの場合はあまり色数を使用すると、デザインによりシートを重ねる部分があるため
3層以内に収まるように色使いのご提案をしています。
参考までに7色使いや10色使いのカッティングステッカーの納品実績がございます。
4色、7色の多色カッティングステッカー
こちらは7色のカッティングシートを使い製品化してあります。
各色のシート重なりはなく一層のステッカーになっています。
こちらは4色のカッティングシートを使い製品化してあります。
各色のシート重なりは3層に収めています。
貼り合わせのパターンについて
多色使いのカッティングステッカーの仕上げパターンについては、
カッティングシートの上に別色のカッティングシートを貼り合わせる「重ね貼り」と、
色々な文字、絵柄などが抜かれているカッティングシートの部分に、
その抜かれた形状に違う色のカッティングシートを入れ込んでいく「抜き合わせ」
の2パターンがあります。
「重ね貼り」と「抜き合わせ」の2パターンを同時に使い1枚のカッティングステッカーにすることもあります。
抜き合わせのパターン図
「PARTS:A」ピンク色の文字で抜かれている部分に「PARTS:B」黒色の文字を入れ込んでいく抜き合わせのパターン図です。
カッティングシートの断面図は図のように抜かれている部分に違う色のシートが入りますので一層になります。
抜き合わせの場合はシートとシートの合わせ部分に若干の隙間ができるので、予めご了承ください。
重ね貼りのパターン図
「PARTS:A」ピンク色の文字部分に「PARTS:B」黒色のカッティングシートを重ね張りするパターン図になります。
文字のフチ合わせ等の場合はフチ合わせ部分に隙間ができないので、
フチ合わせのデザインには重ね貼りをおすすめいたします。
ピンク色カッティングシートの上に黒のカッティングシートを重ね貼りした断面図になります。
図のように2枚のカッティングシートが重なりますので、
シートの厚さが出てしまいます。
重ね合わせの場合シートを重ねた数程、高さがでますので色数の使い過ぎとデザイン構成にご注意ください。
色の違う様々なカッティングシートを使ってフルカラーに匹敵する、
またはそれ以上の表現力のあるカッティングステッカーをカッティングファインでは製作しております。
フルカラーのステッカーではグラデーションの表現ができますが、
残念ながらカッティングステッカーではグラデーションの表現ができません。
しかし、それを上回る仕上り品質がありますので、
ご興味を持たれましたら是非弊社にお問い合わせください。
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