木製看板の製作

木製看板完成
目次

カッティングシートの位置合わせ

本日は足場板に3色のカッティングシートを使い看板を製作していきます。

先ず最初の作業工程はカッティングシートをどの辺りに貼るかを目視で決める作業から始めます。

カッティングシート位置合わせ

マスキングテープで下辺の位置を決めます。

木製看板の下地処理

次の工程は板面の下地処理になります。

木製の板にカッティングシートを貼付の場合は特にこの下地処理が大事になってきます。

しっかりと板面を磨き、毛羽や凹凸を極力無くし平坦に仕上げていきます。

真鍮ブラシで丁寧に丁寧に仕上げていきます。

カッテイングシートを貼付する部分以外は木質をそのまま活かしたいので、
貼付するサイズに合わせたマスキングシートを貼付けた後に真鍮ブラシで磨いていきます。

マスキング添付
木製看板下地処理

カッティングシート周りのエッジング処理

次の工程は貼付するカッティングシート周りのエッジング処理になります。

木製の材質にカッティングシートを貼り付ける場合、下地処理にプライマーを貼付する事もありますが、
今回は下地のカッティングシートが文字ではなく、円形のなので貼付面積をある程度確保できるため、
プライマー処理ではなく、シート周りのエッジング処理で対応することにしました。

このエッジング処理の目的はカッティングシートの周りから水の流入を防ぎ、
粘着力を長期にわたって維持することを目的としています。

エッジング溶剤3M社製
エッジング溶剤添付

このエッジング処理をしないと木製に貼付の場合、短期間で貼付したカッティングシート周りから剥がれていってしまいます。

エッジング溶剤は3M社から出ているものを使用しています。
揮発性が強いので、気温の高い日などは注意が必要です。

綿棒で円周りにエッジング溶剤を添付していきますが、木材の場合は浸透性があり1度の貼付では全く効果がありませんので、2回から3回ほど貼付作業を繰り返していきます。

下地のカッティングシート貼り付け作業

添付したエッジング溶剤が乾いたらマスキングシートを剥がし、下地用のカッティングシートを貼付します。

エッジング処理
カッティングシート下地

マスキングシートを剥がすと下地処理された木面と下地処理されていない木面が一目瞭然にわかると思います。

添付されたエッジング溶剤の円周に合わせて下地用のカッティングシートを貼り付けます。

貼り付けた後必ずヒートガン、又はドライヤーでカッティングシートの表面を炙り、
その後圧を加え木面に押し込んでいきます。

この時必ず木面がカッティングシート表面に浮き出てくるまで押し込みます。

この工程をしっかりと行わなければシートが直ぐに剥がれてしまいます。

木面とカッティングシートの粘着力を上げるためとても大事な工程になります。

仕上げ工程2色のカッティングシートの貼付け

最後に2色で作製したカッティングシートを下地のカッティングシートの上に貼り付けます。

先の工程でも説明させていただきましたが、木面には凹凸がありますので、
この2色のカッティングシートを貼付け後、粘着強度を増すためにヒートガンで炙り圧を加え押し込んでいきます。

3色カッティングシート貼付け

カッティングシートの耐熱温度は-30度から80度ほどとかなり高温まで対応しています。

ヒートガンを使う場合はかなり高温になりますので、カッティングシートの焼けに注意します。

熱を加えすぎるとシート自体が縮んでしまい、
残念な結果になります。

木製看板の完成

木製看板完成

木製板と3色仕様のカッティングシートで製作した木製看板の完成です。

とても味のある個性的な看板の完成となりました。

木製看板の場合は下地処理など工程が増えますが、弊社では一つ一つしっかりと工程をこなし、
長期にわたって使用できる製品作りを心がけています。

これからもユニークで、おしゃれな看板創りをしていきますので、ご興味を持たれましたらお気軽にお問い合わせくださいませ。

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